我が家の新卒君 May 27, 2011
新入社員も五月の連休を過ぎ、そろそろ職場に慣れてきた頃。当社の新入社員も研修期間中という事で、現場配属をされています。実際に営業に出た時の基本的なスキルを今のうちに身につけていくことが目的です。
ところで偶然我が家の息子も新社会人、二カ月近くとなりそろそろ職場にも慣れてきました。そんな彼の社会人生活をたまに聞く事があります。そうすると、新卒目線での多くの感想を聞く事ができます。
彼の職種は営業、といっても今は修業の身ですので、家電量販店での接客です。そんな事情もあり自宅から直接職場に出かける事が多くなります。従って業務の報告はメールや電話が主体。日報とは別に週報という週に一度の報告も上司にあげています
職場が離れていると、緻密なやり取りが必要になります。当然新卒君は日々の報告を忘れてはいけません。最初は必死であった彼ですが、慣れるに従ってそつなくこなすようになってくると、今度は上司とのコミュニケーションに疑問を持つようになってきます。報告を求める割に情報が下ろされていない…とか。ひょっとしてその案件は会社、上司の都合ではないか…と思う事もたびたびあるようです。
それを聞く私…親でもあり経営者でもあり…複雑な気持ちです。先日のブログに書いたように報告は強制を伴います。一方連絡は自発的なもの、という事で上司側にとっては「気配り…」と「共感」が必要になってくると思います。「風通しのいい」という表現がありますが「上から目線」の意識ではこの感覚は生まれてきません。
ただこの会社、職場と会社が離れているだけに情報共有の仕組みしっかりとしています。それでもこうして不満が出るのは新卒君の目線では会社を俯瞰(ふかん)できないからだと思います。どれだけ仕組みを作ってもやはり最後はフェースツゥーフェース。結局は頻繁に顔を合わせることだなと感じます。
今の新卒事情を身内から感じる事ができ参考になります。部下の育成はしっかりとしていると思っている世の上司の皆さん…自分本位にならないように…あっ…当社もですが…。
発信と共感の融合 May 26, 2011
写真は「楽市楽座商店街」の様子です。今日一日ですが、名古屋の東桜会館にて開催しています。中小企業が手作りで、小規模ながらも自ら情報を発信し、「自由で闊達な雰囲気で主体的に運営する」と銘打ってありました。
会場も会議室二つ分程度の広さ。そこに十社ほどがところ狭しとブースを出しています。地元名古屋の経済新聞をはじめ、関連する交流会の人たちが集まっての今年が初の開催だそうです。「手作りで小規模ながら自ら発信…」というのが良いですね。
大手企業はCM媒体を使い、大々的に告知をします。そしてその告知の仕掛けには当然ですが、マーケットの調査をし、周到な準備を行って発信を試みます。有名タレントや各種行事への協賛をしていく事で自然に一般に広がります。一方、中小企業はそこにお金をかける事ができません。従って自分たちが汗をかき、自ら打って出る事で活路を見出そうと必死です。
そんな思いを手助けできるのが昨今のSNSです。今回のこの告知もフェースブックで知りました。以前ならこうした行事を発信していく事も難しい状況でしたが、今では身近にソーシャルネットワークを使った発信ができます。誰でも発信できる便利な時代の到来という事でしょうか。
もう一つのポイントは「人と人とのつながり」です。そしてこのつながりに「共感」にした人が集まってこれだけの熱気が馬のだと感じます。私の知人何人から発信をいただき足を運んだしだいです。
世の中厳しい状況です。しかしこうした集まりを肌で感じると「自らの発信と共感の融合」がいかに大きな力を育てていくかを実感します。小さな会社だから、すぐに判断し動く事ができる…なんとも頼もしいなと思います。そして何よりも参加企業の関係者の方が明るい…主体的に動く人たちのパワーの大きさを実感します。
この催し午後八時までやっているそうです。ちいさな空間ですが、「生き残っていく」「発信する」そんな強い思いを、そして気を肌で感じませんか。

小さな積み重ね May 25, 2011
昨日は名古屋商工会議所の名商ecoクラブ主催の勉強会で講師を務めさせていただきました。お題は「環境行動促進のための社内体制づくり」…ようは中小企業が環境活動を進めていくための企業事例としての発表です。
おかげさまでこうした事でお話をさせていただく機会が増えました。内容は中小企業がやる事ですのでたいしたことはありません。普通にごみを分別したり、公園掃除をしたり…。今では多くの企業や商店で行われている事ばかりです。ただ唯一誇れるのは…継続していることだと思っています。
環境の取り組みでも企業としての取り組みでも実はとっても大切な事があります。それはいかに続けていくか…という事です。実は今回お話をさせていただいた半分は、日ごろの社員活動の仕組みづくりの話をさせていただきました。
環境行動を実践していくためには社員が自発的に動く「仕組み作り」は外せません。日ごろ当社が心かげている、全社会議や委員会活動、そして社員の手による研修といった話に時間を割きました。
環境の活動にしても企業の日々の社員の動きにしても、結局はいかにコミュニケーションをとりながら連携を組んで動いていくかです。そのあたりが大きなポイントだと思っています。どんなに立派な行動計画を立てても、お金をかけてコンサルタントに来てもらっても、結局は社員同士の連携。そしてこの連携を作っていくのは、日々の継続だと思っています。
何度もこのブログで「継続は力なり」が自分の座右の銘だと書いてきました。座右の銘になったのは、自分がこうした事に気を使ってきたから…だと思っています。そしてその小さな日々の積み重ねが結果として大きな差になると信じています。
昨日の私どもの取組みは継続したからできただけであり、結局はトップが言い続ける事だと思います。とはいっても参加者はそうそうたる企業の方ばかり。稚拙な内容ですが、耳を傾けて頂いた事、そして何よりもこうした機会を与えてくれる社員に深く感謝するばかりです。
絶対に勝ってやる May 24, 2011
当社は中小企業としては珍しく、品質・環境・情報の三つのISOを取得しています。また国のグリーン調達に即したグリーンプリンティング認定工場であるGPマークも取得しています。そして今回カーボンオフセットをスタートしました。
それを取得している事で何かメリットはあるのか…と聞かれます。そしてその時に自身でも問いかけます。正直なところこうした規格を取得していてメリットが大いにあったという事は少ないなと思います。特に昨今、行政は金額が第一。どんなに優れた事をしていたとしても、そしてどんなに品質が良くてもまずは値段です。
そんなご時世になればなるほどこうした当社の取り組みは意味があるのか…経営者としても考えてしまう事があります。こうした取得にはお金がかかります。そして維持していくのにも費用が発生します。簡単にいってしまえば「なくても商売ができる…」訳です。
しかし一方でこうした取り組みをしていく事でメリットを感じる事も数多くあります。それは企業に対する評価です。昨年もメッセナゴヤというイベントに出したところ数多くの企業さんに感心を持ってもらいました。その理由は「モノ」を売っていないからです。
当社の活動しているCSRの取組みや、メディアユニバーサルデザインの試みなど賛同をいただき取引が始まったお客さまもあります。
確かに金額は大切な判断基準です。しかしそれだけなら安くしていけばいいだけの話。それよりもお客様に賛同いただける「ソフト」としての独自化を今後は図っていくことが必要だと感じています。そしてこの試みは社員の力量を上げていくことは間違いありません。
と…こんな事をブログに書いたのは、あまりに金額優先が横行しているからです。そしてそれを許している行政側の姿勢も如何なものか…と強く思っています。そんな動きに絶対に勝ってやる!!!と思っている昨今です。
ホウレンソウ May 23, 2011
ホウレンソウ…報告・連絡・相談の頭を取ってできた単語、ビジネスの世界では当たり前の言葉です。先日「報連相」のコンサルタントとして活躍している滝沢道幸さんの話を聞く機会がありました。
仕事をしていくうえでコミュニケーションの大切さが指摘されます。そしてコミュニケーションの具現化したものが報連相…ところが実際にはいくらコミュニケーションと叫んでも実際の業務の中ではこのコミュニケーション不足によるミス・クレームが多い事を実感します。わかってはいるけど「ひと声」がなかったという説明は日常茶飯事。どうして…と思っていましたが、この講義で少し謎が解けたような気がします。
報告とは「強制」を伴うものであり「上下の関係」、そして連絡、相談は「自発的」なものであり「水平の関係」という解釈です。この上下水平のバランスがコミュニケーションを円滑にしていくものだという説明です。確かに報告や連絡という「形」での表現ですと「○○ねばならない」という感情になってしまいます。強制と自発の方がなんとなくしっくりくると思います。
今回の講義でガツンと叩かれたもの…「クレームに対してトップが叱らない、研修費と思え」と説明された事です。いやぁ…耳がいかったですね。クレームに対してはついつい感情的になってしまうことは確か。そしてクレームの発生原因を「気の緩み」ととらえがちです。もちろん「なあなあ」の関係ではいけませんが、このところついつい厳しいポーズをとっている自分に気づきハッとしました。
ところでこの講義ISO推進フォーラムという会で行われました。このフォーラム、定期的に開催されていますが、みな中小企業の社員の方ばかり。社員版の異業種交流です。年齢も多種多様…利害関係もなく、自発的に「学ぶ」姿勢の方ばかりの集まり。半日とはいえせっかくの土曜日、自己研鑽として時間を使う姿勢に頭が下がりますし、こうした行動はきちっと企業も評価しなくてはと思って次第です。
経営者としていい刺激をいただきました。社員の方々からそして講義から気づきをもらう…またひとつ自分の引き出しが増えたような気がします。早速叱らないで報告を聞きます…いえ…努力します(苦笑)
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