●休業中使用しない端末や機器は確実に電源を切っておく

リスクの例対策の例
端末の盗難・紛失・端末持出の申請手順、許可基準などを文書化して周知する
・端末管理ツール(MDM)やサービスなどを導入して、遠隔でロック・強制初期化などを実行できるようにしておく
・端末の起動時ロックを設定しておく
・オフィスのセキュリティサービスへの加入、盗難保険への加入
端末や業務データの不正利用(内部不正)

・オフィスの入退室管理(記録)の保管、端末の使用ログの取得など、作業の記録を管理する
・機密情報へのアクセス制限の設定と適切な権限設定
・私物の端末やUSBメモリへのデータ複製や、私的なメールやクラウドへのデータ転送禁止などについてのルール整備、技術的な利用禁止設定の実施
社内ルール違反・社内ルール周知(教育)の実施
・規則やルールを違反した場合の罰則の規定と周知
・情報漏えい事件、事故が発生した場合の会社への影響や自身の責任についての教育の実施
問題発生時の対応遅れ・休業中の緊急連絡先の周知、初期対応の教育実施
リスクの例対策の例
OSやソフトウェアが最新の状態になっていない(マルウエア感染リスク)・OSやソフトのアップデート実施(ウイルス対策ソフトの定義ファイルは端末起動時の自動更新に設定しておく)
自宅等で使用した端末や記憶媒体がマルウエアに感染してしまっている(社内の他の端末等にマルウエアが拡散するリスク)・社内ネットワークに接続する前にウイルス対策ソフトによる検査を実施する
・USBメモリの使用禁止、端末接続禁止設定の実施
休み中に社内設備が不適切に使用されているかもしれない(社内ネットワーク内へのマルウエア侵入リスク)・ネットワーク内のすべての端末でウイルス対策ソフトによる検査を実施する
・入退室や機器操作などのログを確認する
不審なメールの添付ファイルを誤って開いてしまう(休み明けは大量のメールが届いているため、慎重さが欠ける可能性がある)・EMOTETやランサムウエアに関する注意喚起と教育の実施
・ウイルス対策ソフトの導入とリアルタイム監視の実施
電源を切っていた機器で不具合が発生する(温度差や経年劣化等の影響が出る可能性がある)・低温の場所に長期間保管していた場合、しばらく暖かい場所に置いてから起動する
・コンセントプラグやPC、NASなどの排気口にほこりが付着していないか確認する(ほこりを除去する)
・万が一に備えて予備機を用意しておく、データのバックアップを取得しておく