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生きたお金

組合の役員を仰せつかっていますので、先月から今月の初旬にかけて支部の新年会に本部の役員としていくつか出席しました。立場上組合事業の協力をお願いする立場ですのでそうしたメッセージを発するのが私の務めです。
実はこの私、この会社にお世話になって50歳近くになるまでの約20年間、業界に関わることはほとんどない人間でした。どちらかというと異業種との交流に時間をかけていましたので、「業界の集まりなんて・・・」と思っていた人間です。
そんな私が協力をお願いする立場ですので、どうしたらメリット感のあるメッセージを発信できるかを考えていました。ご存知のように組合に入ったところで金融機関にお金を預ける訳ではないので、お金が増えるものでもありません。であれば何がメリットか・・・。
実は愛印工は他の県工組と違い毎月のようにセミナーや研修が目白押しです。東京でないと聞けない講師をお呼びして格安の受講料で提供しています。なかなか聞けない講師を近くでリーズナブルに聞くことができる、これって立派なメリットだと思うのです。
と思い今年はお邪魔した支部でお話をするのは「スポーツクラブの会員権」という言い方。ご存じのようにスポーツクラブは毎月会費を払って好きな時に利用します。多くの教室に参加するのも本人の自由。同じ月会費でも使う人によってお得感が違います。
乱暴な言い方かもしれませんが、せっかく組合費を払っているならたくさん利用したほうが得でしょと伝えています。社長だけでなく社員も・・・。もちろんそれだけの価値がある講師でないといけませんが。
いい講師をお呼びして多くの参加者があれば自ずと収支は黒字になります。まさにマーケティングの理屈そのものではないかと思うのです。おかげさまで、昨年もいくつかの研修会は満員御礼となりました。
とうとうひとつの会社で多くの社員が参加する企業も出てきました。「何もしてくれない」という依存心ではなく「情報を取りに行く」という主体性を企業のトッは持つべきだと思います。せっかくお金をはらうなら捨て金でなく「生きたお金」にしたいですから。


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