➡ 2年間全寮生活で携帯電話も使用禁止
➡ 休みは盆と正月のみ
➡ 一日のスケジュールはご覧の通り。
➡ 極め付けは30の約束ごとを暗唱
我々を出迎えたのは20代前半の男女の若者たち。
愛知県印刷工業組合が企画した企業見学会でお邪魔した飛騨産業㈱
そこが次世代の木工職人育成のために作った学校
飛騨職人学舎
木工の基本を叩き込むための寮生活です。
一見職人の世界とは程遠く感じますが
人づくりがものづくりの基本
この学校の方針だそうです。
彼らの自己紹介の時間がありました。
➡ 家族構成や入学動機
➡ 具体的に目指す将来像
これらを端的に伝える自己紹介の制限時間は2分以内
ついつい語ってしまう我々には反省の時間でした 🙁
機械化されていますが、この学校で機械を使うことはないそうです。
道具も自身にあったものを自ら作る・・・
いくら機械化されていても
木の特性を身につける事で長く良いものが出来上がる
と学校関係者
若者から発する言葉は
➡ 父親の建てる家に合う家具を作って親孝行したい
➡ 大学でデザインを専攻したものの、木工をもっと追求したい
なんとも頼もしい人たちです。
こんな厳しい環境でも
木工を極めたい入寮希望の学生さんは毎年いるそうです。
その後飛騨産業の工場見学。
➡ 渡されたインカムのコードは綺麗に結ばれて
➡ 丁寧に掲示され見学通路は木屑ひとつ落ちていません。
😕 この機械はどの会社でも購入できますが
この技術は決して真似できません
ときっぱり。
技術力に自信があるのは
自ら技術者を養成し長く木工にこだわってきた歴史の賜物
そしてそれを工場見学として見せているのは品質の自信の表れ
技術に加えて人づくりにも力を入れる
飛騨木工というブランドが伝わりました。
会社を見せる
と、簡単に言います。
そこにはものづくりに対するこだわりや思いが伝わらないといけません。
マルワも多くの外部からの見学者を受け入れています。
社屋もリノベーションされ綺麗になりました。
➡ それだけに今まで以上の整理整頓
➡ 印刷、加工に関わるものとしての情報発信
伝えるだけではなくしっかり伝わること
だと感じています。
人づくりがあって品質の高いものが出来上がる
持続可能な会社に必要な土台です。
コメント