新春の業界新聞の記事で共通のキーワードがあります。
〇印刷未来創造
〇過去の延長線上では未来は描けない
実はこの言葉は特段新しいものではありません。
業界では10年以上も前から
業態変革という言葉がありました。
1997年9兆円近くをピークに印刷産業の出荷高は右肩下がり
昨年とうとう半分ぐらいになりました 🙁
この傾向は今後さらに加速するはずです。
ペーパーレスなんて言葉がありますが、
実はノーペーパーになるのでは?
という方さえいます。
冒頭の過去の延長線上にはない
確かに紙媒体を主体とすれば確かにその通り 😉
電子化の加速はそれを後押しするはずです。
しかしこの状況は何も印刷業界に限ったことではありません。
愛知県は自動車産業の集積地
車のEV化により
化石燃料を動力の源とする従来の技術に携わる会社の将来は
決して明るいものではありません。
先日銀行さんとお話をしました。
関係の会社では廃業をするところが多いそうです。
理由は
〇後継者難により、先を見据えた未来が描けないこと
〇新たな技術を創り上げるには、自身だけでは時間が足りない
それが廃業の理由です。
需要が減ればそれに関わる受注が減るのは火を見るより明らか
そう思えば何も印刷業界だけが
縮小の危機が迫っているわけではありません。
ノーペーパーはすぐに訪れるわけではなく
同人誌に代表されるように紙の質感を大切にする需要はあります。
➡ 素材にこだわるなら環境配慮素材提案
➡ リスク意識の⾼い顧客の声に答えるための
中小企業版SBTの取得
紙媒体だけではなく、サインや看板への
情報保障の配慮のメディア・ユニバーサルデザイン
今までの知見を広げることで
我々のお役立ちはまだまだあります。
となるとこの展開は異業種とのコラボで
全く違った世界が見えてくるはずです。
その考え方が印刷未来創造というキーワードで
表現されているのではないかと。
そのために今までの知見やノウハウでまずはアクション…
アクションしないと正解か否かはわからないから
実はこの話先日の業界の互例会のあいさつでお話しした内容です。
自身に言い聞かせておりました。
過去の延長上にないなら
ただ考えて準備することに時間をかけても仕方がないですから。
まさにSDGsの目指す内容そのものです。
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