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偏りを感じる入社式の報道を憂う

リクルーティング

〇日本人メジャーリーガーからのビデオメッセージ

 

〇日本の男女混合ポップロックバンドのサプライズコンサート

 

〇航空機をバックに格納庫内で3,500人もの社員が

タオルを広げてのパフォーマンス

 

〇レタス畑で新入社員みんなでレタスの収穫の様子

 

こうした絵になるニュース報道のテロップにあるのは

人材の囲い込みに四苦八苦、各社頭を絞ってというテロップ

 

新入社員の入社式の報道は今年人手不足を全面に、

趣向を凝らしたユニークな入社式の様子が放映されています。

 

この人手不足を背景にというニュース報道がどうも好きに離れません。

 

なにか新人くんたちに媚びているような気がして。

 

人事担当者がどれだけいい人でも入社したら上司は別の人

 

実際の仕事になればシビアなこともたくさんあり

心折れることだってあります。

 

先日も行政にお邪魔した際、

新人君と思われるリクルート姿の職員が

神妙な面持ちで先輩社員の後を歩きながら

指導を受けていました。

 

実務になったとたんに現実を目の当たりに

 

温かいお迎え、おもてなしは当日のみ

 

会社のイベントが大きいほどそのギャップが大きくなるのでは。

 

実は今から30年以上前のバブルの頃

同じような新卒者の争奪戦がありました。

 

中には内定したら車一台贈呈なんて会社も現れました。

 

女性社員の総合職なんて言葉が出たのもこの頃です。

 

実際その後の総合職採用の女性職員の多くは

一般事務と同じ仕事…なんて聞いたことさえあります。

 

大手企業の目の飛び出るような昇給

 

冷静に考えれば、何万人と言われるスタッフが万単位で昇給すれば

億という単位以上の固定費のアップ

 

いくら大企業であっても

一方的に上げるだけでは会社は立ち行きません。

 

さて写真は業界の新入社員研修の様子。

 

愛知県印刷工業組合の合同研修が4月2日からスタートしています。

 

先の大企業のような大勢の入社式といった派手さはありません。

 

しかし新人くんたちは緊張の中にもいい表情をしていました。

 

 

就職はゴールではなくスタート。

 

真摯に先を見据えた人材育成に努める業界の姿勢は

間違いなく通じているはずです。

 

争奪戦という表現で若者たちが

妙に持ち上げられている気がして…

 

決してこれはやっかみでがありません。

 

若者にい対する向き合い方は

企業の大小にかかわらず負けません。

 

働きがいを手に入れるのは、これからですから。


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