新人君の成長とは

美容師という仕事は技術職。ある程度の時間をかけて基礎を覚えてその後接客をしながら成長していくと言います。私が懇意にしている美容室では今年から新卒教育を集中してオーナーはじめ先輩が育成することは以前このブログで書きました。
先日も久々にオーナーに直接お話を聞く機会があり、そのごの様子を成果や経過とともに話を聞いてみました。
と、その会話を隣で聞いていたのがシャンプーしてくれた女性。とても手つきもよく応対も落ち着いた女性でしたので、もうかなりの経験者と思っていたのですが、実は今回の新卒と言うことでびっくり。オーナーの目指す成果を目の当たりにしました。
この女性、今年の新卒の中でもピカいちだと言います。オーナーのお墨付きだけあって確かに接客から間の取り方も新人離れをしていました。オーナーは「伸びる新人は自分で課題を探して勝手に延びる」と言っていました。
実はこの女性、オーナーの動きをじっと追っていたことに気が付きました。何かを盗もうという感じでしょうか。スポーツ選手が何かを一流プレーヤーの技術を盗むのにています。おそらく彼女は次回お会いする時もかなり成長しているはずだと思います。
一方で、これだけ期待されるのですから、同年代からの厳しいチェックは覚悟しなくてはならないと思います。彼女はその事を口にしませんでしたが、やっかみや妬みとも戦うことになると･･･。
それとうまく向き合うのが笑顔。どれだけ気持ちのいい笑顔で職場に行けるか、そしてどれだけ謙虚と感謝の気持ちを持ち続けることが出来るかがキーワードだと思っています。
私も若い時にチョット仕事が出来ると勘違いした行動や仕草を取ってしまい、振り返るとなんとも赤面した記憶があります。当社の新人にも日頃言っていることですが、常に感謝の気持ちと初心を忘れないことが期待されている今だから大切だと思います。
人には「おごり、慢心、過信」の落とし穴が待ち受けています。この言葉を常に頭に入れ、行動することが成長のキーワードだと思っています。次回の彼女の成長ぶりが楽しみです。と同時に当社の新人君の成長も、しっかりと見守りたいと思っています。

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