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常識と当たり前を斜に見る・・・

みらい創造

紙出(しで)という言葉をご存知でしょうか?

 

大きな紙を製品に使う大きさに切り分けた際に出る

紙の端材の呼称で関西地方では使われるそうです。

 

無駄になってしまった紙なので、

我々は「やれ紙」なんて言葉で表現します。

 

中には仕入れをしても使われなく余った紙を残紙と呼ぶことも。

 

ようは我々印刷業界で行き場を失った紙のことを言います。

 

印刷の紙というのは必要な分だけ購入します。

しかしピッタリした数で購入するわけではありません。

 

 ➡ 紙の流通の性格上ある決められた数を買った方が安価であったり

 ➡ また指定の大きさで仕上げたら思った以上に余白が出たり。

 

印刷会社にとって紙は大切な主材料ですが

こうして残紙という形で不規則に残るのです。

 

実は冒頭の紙出(しで)という言葉を僕は恥ずかしながら知りませんでした。

 

能の主役のことかと思いましたが、あれはシテ…でした。

 

実はこの紙出は一般の人にとっては宝の山です 😀 

特に保育園や幼稚園ではこうした紙が重宝されます 🙂 

 

以前弊社も会社の残紙を保育園に送り大変喜んでいただきました。

 

実はこの紙出という言葉先日の日経新聞の日曜特集で掲載されていたのです。

はかりという企画で。

■4月11日「NIKKEI The STYLE」: 日本経済新聞より

砂の中に指輪が埋もれ正確な時間が測れない砂


と共に特集されていたのがこの紙出。

この紙出をはかりで売っているお店が紹介されていました。

 

ページが見つかりませんでした – 大垣書店

■4月11日「NIKKEI The STYLE」: 日本経済新聞より

衣類の量り売りは聞いたことがありますが、

紙の量り売りは初めてです 😯 

 

しかし元々上質紙やコート紙の厚さの表記はグラム。そう重さです。

ということで重さで売るのは自然なことかもしれません。

 

紙は多種多様であり高価な価格になるものもあります。

従って個別に価格設定しがちですが重さとは思いつきませんでした。

 

商売で大切なのは値決め。

そしてこの値決めは明確であればあるほど消費者に支持されます。

 

確かに印刷通販は価格破壊を起こしましたが

その理由も明確な値決め。

 

オーダーメードだから値決めが難しい・・・

なんていう理由はこれからの時代通用しません。

 

それにしても目の付け所がシャープ。

 

SDGs9.産業と技術革新の基盤を作ろう

ちなみに目標9は、インフラ整備と産業化、イノベーションに焦点を置くものです。

 

常識、当たり前を斜に見る・・・

イノベーションの最初の一歩のヒントはここにあるかもしれません。

 


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