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お客様のために

先日求人情報誌の営業が来社。求人関係の会社も総じて上り調子と言うわけではありませんが、一時のどん底を脱して業界としては多少動きが出てきたといいます。ただ彼の会社は求人だけではない仕掛けをしているそうです。その一つが「教育」。
求人会社はどうやって「良い」人に来てもらうかがビジネスの提案ですが、実は本当に欲しいのは「戦力になる社員」です。ところが多くの中小企業はその育て方がわかりません。それは至極当たり前のことで、多くの社員を今まで採用していないため、教育をする経験値が圧倒的に少ないというのが原因です。
折角いい人を採用したとしても、結局育てきれていないのが中小、いや零細企業の現状。そういったことに対応していくための、若手中堅社員向けのセミナーや教育を行っているそうです。
「モノを売るな」とよく言いますが、この会社まさに「人」を核としたビジネスモデルを展開し始めています。そしてようやく芽が出始めたといいます。
お客様である企業は「人」が欲しいのでなく使える「人財」を欲しています。今まではこうした要望は経営コンサルタントが応えてきました。しかし本当に教育のむずかしさを実感しているのは人を求めている経営者であり、その経営者の悩みにいつも接している求人関係の会社です。
悩み事を知っている彼らが作る教育メニューは、実態に即しています。そんなの当たり前でしょ…と言われそうですが、そこに足を踏み込むのはそれなりの準備とスキルを育成していかなくてはなりません。
こうした「お客様の為に」という視点で行動を移すのがこれからの企業の勝利のキーワードだと思います。彼の生き生きとした話を聞きながら、「まずは行動」が、如何にビジネスチャンスが広がるかを感じた次第です。
ところでこのところ彼の会社にお願いをすることがなかなかありません。しかし彼は定期的に時間を作って訪問しにきます。ちょっとした雑談をして「関係性」を断ち切らない努力をしています。
彼自身の業績は上がっているそうですが、この何気ない関係性維持が彼の好成績を支えているように感じます。やはりできる人は「ひと手間」かけているなと・・・。そしてその手間もきっと「お客様のために」ですね。


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