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お土産を持って帰ります。

全日本印刷文化展北海道大会に参加のために札幌に来ています。この印刷文化展、2年に一度開催され前回は岐阜県でした。
組合事業に関わるようになり7年ほど経過しましたが、それ以前は全く興味もありませんでしたし、後継者のそうした会への参加もしていませんでした。同業者が集まってどうするのって、どこか冷めた自分がいました。
以前は、参加することで談合を持ちかけられたり、付き合いがあるから手を引いてくれないかと言われたりと「負」の部分があったと聞いています。
お陰さまで私が関わるようになってから、そうした事に遭遇することは皆無です。なぜでしょうか、答えは簡単です。時代が変わったからです。
以前のように仕事を融通するだけの受注が市場にあったのですが、昨今の印刷業界を取り巻く構造不況はそんな悠長なことを許す雰囲気ではなくなりました。それと共に組合員の減少が加速度的に増加しているのが実態です。
組合事業にかかわって何かメリットがあるか・・・・。よく聞かれる質問です。「組合はなーんにもしてくれない」これまたよく言われる事です。 結論は、なーんにもしてくれません。当たり前のことですが、待っていても何もしてくれないのです。
しかし送られてくるファックスや多くの資料を注意深く見ていると、何のことはない、驚くような情報が舞い込んできます。 事実当社はそのおかげで資格を取得し、入札のアドバンテージを得ましたし、それがきっかけで表彰もされました。
組合の役員になってから、全国の情報が入ってきます。 資料として入ってくる情報だけでは伝わらないことも得ることができます。どうせ入ったのだから「前向きに」情報をとらえようとすると「入ってくる」のです。
ただ単に役を引き受けるのでなく、どうせやるならメリットを貪欲に追い求めるのも「アリ」ではないでしょうか。
今日明日の二日間、全国の同業者と場所を同じにします。地域によっては恵まれない過疎化の進む場所でも企業としてしっかりやっているところもあります。「構造不況だ」「仕事が減っている」と嘆いていても、まだこの地は恵まれている事を実感し、まだまだ開拓の余地が十分にあることに気づいたこともあります。
せっかくの時間、であればポジティブな姿勢で何か「お土産」を持って帰ろうと思っています。傷をなめあう集まりではありません。志を持った仲間が集う場と最近は感じています。


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