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愚直に…

当社のような中小企業の場合は部署に分かれていたとしても、一人何役という業務は避けられません。たとえばPCの設定ひとつとってもやれる人にしわ寄せがいくこととなります。そうした専門部署が置ける会社は以外に少ないのではないでしょうか。
最初のうちはお願いする方も遠慮がちにお願いをしていきますが、だんだんそれが慣れてくるとついつい「当たり前」という気持ちが出てしまいます。それが重なってくると頼まれるほうも「自分で覚えたら…」という議論になり、結果として会社の雰囲気が悪くなってしまうのが常です。
こうした事を回避するのが「ありがとう」です。たったこれだけの言葉ですが、感謝の念を表現することでそのギスギス感がなくなってくるのだと思います。
私は自身が経営トップとなった段階からずっと「チームワーク」「全員言参加」を念頭に経営を進めてきました。技術者として優秀でもチームワークを取れない人より、70点程度の技能でもそうした事を理解する人を大切にしてきました。それが会社として大きな力になると信じてきたからです。
結果は私自身では推し量ることができません。しかし少なくともこうした話に響いてくれる社員がいる事は実感しています。
大企業と違って中小企業は、設備的にも人的にも力及びません。勝てる要素としたらマンパワーだと思っています。そしてマンパワーをつなぐ役目が感謝の言葉、もっと平ったくいえばちょっとした気遣いに他ならないなと感じています。
当社は社員の発案で「ありがとうカード」を現在実施しています。ご多分に漏れず最初は書いてくれたカードも、マンネリ化してくるとなかなか書けなくなってしまうのは当社とて例外ではありません。
しかし書くことが目的ではなく、そうした行為を通じてその気持ちを持つことが大切だと思っています。そしてそれを経営者である我々が言い続ける事だと…。常に感謝の気持ちを持つ社風を作り出すお手伝いをすることが我々トップの役目だと思っています。
会社の力を作り出すのは人、企業は人なりを「チームワーク」を通して愚直に育成したいと思っています。


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