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小さいことがちゃんとできないのに、なにがISOだと。

マルワの品質管理

ISO9001の品質をやめませんか?

そんな一言が社員からあった。実はこの論調は、一緒に経営に身を置く副社長の家内も同じ論調である。理由は「端末書などの事務処理が多く形骸化しているのではないか」ということ。

一方で弊社のISOの運用は審査会社の方からも大きな評価をいただいている。それは表面的な部分の運用ではなく、社員の仕事に根付いているという評価だ。大きな会社とは違う中小企業のモデル運用になるとみていただいている。

では、なぜ冒頭の言葉が出るんだろうか?

まずは先の顛末書のような「報告書の事務処理」が大変だということ。ただ、この顛末書の論調は当てはまらない。というのはクレームが発生した際に、お客様に再発防止策を報告するのは当然だからである。

一方で実際の運用が甘いと感じるのはも理解できる。それは品質のISOが実際の業務にどの程度根付いているかという実感がわかないことにある。

ミス、クレームが発生した際にISOに則って要因を分析し改善を試みるのだが、それが根本の解決に至っていない事例が実際に多くあるために「運用できていないと感じる要因」ではないかと思う。

多くの資格や第三者認証を取得してきたマルワ。いつも書くけど、これは僕が考えたマルワの独自化でもある。そしてその効果は確かにブランディングの一つとして成果も出してきたと思う。

ただ冒頭の意見が出てきたという事は、それだけISOに対する思想が根付いているという事。おかしな表現だけど、普通は取得することが目的、更新することが目的となりがちなのがISOだが、運用の必要性は理解できているからだ。

仕組みとしてはよくできた規格だと僕は思っている。この規格のおかげで、内部監査やマネジメントレビューと言った弊社の経営のルーチンにちゃんとはまっている。

それでも冒頭の言葉が出るのは細かなミスが後を絶たないことにあるのではないかと。

 😥 小さいことがちゃんとできないのに、なにがISOだと。

仰る通り。一方で「小さなミスとISOを辞める」は別のことでもある。そしてその方針は経営者が決めること。ISOが名実ともに浸透すれば、さらに会社としてバージョンアップができると信じている。

そのための努力は関係者の求める一方で、ISO運用以前の

 ➡ 細かなこと

 ➡ プロとしてやるべきこと

 ➡ 当たり前のことに

にまずは努めることと思う。

小さいことがちゃんとできないのに、なにがISOだと

まずは当たりまえのPDCAを愚直に回してみること。だってISOが求めているマニュアルはもっと高い基準だからだ。


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