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認知症の方に教えてもらった本当の使いやすさとは

事業継承

 ➡ イラスト入りのポケットでモノがなくならないガーデニング用のカバン

 

 ➡ マグネットボタンのシャツ

 

 💡 裏表前後のないきれいに見えるTシャツ

 

 ➡かかとのない靴下

 

これらは認知症の方向けに作られたものばかりです。

 

先日認知症の方と交流する機会の中で

商品についての使い勝手などの感想を

お聞きする機会がありました。

 

以下が先の商品に対するコメント

 🙁 ガーデニング用のカバン

そもそもガーデンニング用の道具は重たいのに

こんなカバン持ちますか?

 

また土などで汚れてしまったものを部屋に持ち込みますか。

 

 😥 ボタンの部分が磁石のシャツですが

ペースメーカーの人はまず使えません。

 

→ちなみにシャツにはこの注意書きはありました

 

磁石の周りって黒い汚れの後が付くんです。

 

これならマジックテープで代用したほうが良い

 

お墨付きをもらえたのはこの靴下ぐらいかな?

https://www.daigowebshop.com/c/itemlist/socks/6935

足を入れる部分が色分けされており、これなら履きやすい。

 

また生地が柔らかいのでかかと気にすることがない。

 

実はこれは使っています 🙂 

と、当事者の方。

 

聞けばなるほどと思う感想の数々 😯 

 

そして感想を話されている方の意見は

一体どこが認知症? 😯 

 

全くそんな雰囲気は感じさせません。

 

認知症には色々なタイプがあるので

こうした認知症の人が使用しやすい商品は

 

決めつけて作るのではなく

誰でも使いやすく作るのが良い

と認知症の方自身がそう言われます。

 

まさにユニバーサルデザインの考え方そのもの。

 

ものづくりや企画をすると

 

ついつい当事者への勝手な思い込みで作ってしまう

 

うーん、これはとても大きな反省でもあります。

 

弊社はメディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)を推進しています。

 

情報保障をキーワードとしたこの考え方

 

 ➡ 男性の20人に1人は色弱者

 

 ➡ 65歳以上の高齢者が人口の4分の1

 

きっとこんな部分が見づらい、理解できない 😥 

 

でもかつて当事者の方に言われたことがあります。

 

配慮は確かにうれしいですが、そこを強調すると

かえって分かりにくいんです。

 

当事者と括るのではなく、一般の人を意識して欲しい。

 

我々は分かったように勝手に判断し

そうした商品開発をしていないか 🙁 

 

みんなに使いやすい配慮を優先した方が

結果使いやすい、理解しやすい…

 

まさに多様性時代のキーワードを教えてもらった時間です。


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