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情報保障というのはコミュニケーションの確保

MUD(メディア・ユニバーサル・デザイン)

さて今日も昨日に引き続き情報保障のお話です。

 

日経新聞の夕刊のコラムに

立教大学の鳥飼玖美子名誉教授がこんなことを書いています。

先の能登半島地震でNHKのアナウンサーの絶叫が話題になったが

決してそれだけではない

 

テレビ画面には津波、避難にルビがふられ

優しい日本語で「つなみ!にげて!」とやさしい日本語表記

■朝日デジタルより

 

英語ではEvacuate! Tsunamiと書かれた後に

副音声やラジオで英語の説明が聞ける案内のQRコードまで

 

実は東日本大震災や熊本地震では

多数の外国人に情報が届かなかったそうです。

 

この反省を生かして

英語も理解していない外国人向けにあるのが

やさしい日本語

 

やさしい日本語での情報提供が必要ということで

NHK放送研究所では

やさしい日本語で如何に伝えるか

の研究が始まっているそうです。

 

今回はその成果が生かされた…ということ。

 

実はこのやさしい日本語。

メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)的にも

マッチしています。

 

高齢者に対して必要とされる配慮は

昨日のブログにも書いた通り

キーワードは「シンプル、繰り返し、リズムよく」
愛知県が進める 認知症の人にやさしい企業連携事業共創ワーキング にこの二年間参加してきました。 認知症の方々の普段の様子をご家族から聞いたり 当事者の方がどんなことに困っているのか 実際に同席して感じたことから どういう社会を作っていけるの...

 

こうした平易な単語のメッセージは

認知症の人にも効果的です。

 

SDGsの誰一人取り残さない

 

情報保障の多様性は伝わる配慮で実現を後押しします。

 

情報を受け取ることにストレスを感じない人にとっては

なんともうざったく感じる画面

 

ですが、こうした緊急時での発信はアリです。

 

実はMUD協会の商品の一つに

避難所設営シールセットがあります。

happygoods / 避難所設営シールセット

ご高齢の方や色覚障がいの方にも伝わりやすい

配慮されたデザイン

 

このデザインは被災された方々の不安や危険を

少しでも和らげる配慮となっています。

 

こうした情報発信を必要とされる場面は

ファミマの指さしシートもその一つ

 

また行政サービスの窓口にも効果的

■ユニバーサルデザイン・結

 

情報保障というのはコミュニケーションの確保

 

言葉のキャッチボールや理解できる発信である

メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)

 

持続可能な社会になくてはならない考えです。


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