多様性の世の中で情に訴えるなんてもう古い感じている自分

社員教育

先代である父親は創業者だけあって職人集団を力技で引っ張る

超ワンマン社長だった

 

なんでも自分でやらないと気が済まない人で

人の問題は常に抱えなかなか人を育てることができなかった

 

さて二代目後継社長である自分は調整型

 

人の意見に耳を傾けてなるべく納得してことを進める

と自分ではそう思っている

 

ただ以前の実態はそうではないらしい

おそらくそんな姿はここ最近のようだ

 

先日の親子対談で、

いつも会社に行くと怒鳴りつける社長ばかりをみていた

と専務が言っていたのだ

 

古くからいる社員は

ずいぶん社長は丸くなった 昔は無茶苦茶だった

と最近の社員に話をしている

 

自分の感覚と周りが見る感覚にはこれほどの大きな差があるようだ

 

来社いただく会社見学の方からは

社員が前向きですね 楽しんで仕事をしてますよね

と褒めていただける。

 

率直にうれしいがここに至るまでたくさんの失敗をした。

 

厳しく叱責して指導をしていたことは事実だ

 

今ならパワハラとなる怒鳴りつけるというやつだ

 

ただ古い社員はこれが自身のポーズだということをよくわかっていた

 

しかし年々これが通用しなくなっていたことが振り返ると分かる

 

厳しく叱責した後にフォローする常道が今は通用しない

 

言うまでもなく、社長や役席者は部下に対して社員に対して正しいことを言っている

ただどんなに正しいことも人は言われたことはやりたくないのだ

 

 😥 今やろうと思ったのに…

という子供のころの感覚と同じなのだ

 

まさに当時の自分はザ・昭和だった

 

こんな経験は二度とさせていけない

若手経営者や会社見学者には必ずこの話をすることにしている

 

今の自分を知る人は

こんなことを書くとかなり意外に思われるかもしれない

 

厳しさとフォローの組み合わせが人を育てるという

 

この厳しさは表面的なものではなく内面的なもの

 

この内なる厳しさを伝えるのは

人材ビジネスに身を置いていた次世代の方が何枚も僕より上だ

 

平成を飛び越えて色々取りざたされるザ・昭和の常識

 

多様性の世の中で情に訴えるなんてもう古いと改めて感じている

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