M&A全部奪われた
悪質な買い手 ずさんな仲介
こんな見出しが一面に掲載されたのは先日のこと
国がM&Aを成長戦略として推し進める中での
悪質な買い手による被害が多発しているらしい
➡ 会社売却後も会社に残ったがすぐに解雇
➡ 買収した会社に一元管理され
その会社の資金を引き出されたのちに倒産
等々
記事には被害にあった元社名とその社長の名前まで掲載されている
もちろん本人の承諾を得ての掲載だろう
なんと問題となった仲介会社の社名まで掲載されていた
その会は自社にもよく電話がかかる
改めて調べてみると2018年設立の若い会社だ
代表者の年齢も若く
こんな若造に大事な会社と社員を蔑ろにされるのか
と思うと腹が立つ
以前にも書いたが、
提携を希望するという買収を持ちかける仲介会社からの電話が多い
そんなに買いたい会社があるのか?
と思ってはいた。
ただこの記事を読む限りは事業拡大を望むというより
先のように買収して資金を回収して畳む行為
つまりM&Aでシナジーが合わさり事業発展
相手の会社の技術や社員を守って自社の事業領域を広げる
という理由は少ないようだ
弊社の場合、社長である僕のブログを読んでいれば
後継者がいることはわかるはず
それでも携帯までかかってくることがある
それだけ社歴と社員数などの表面的な内容で
手当たり次第連絡している
というのが正解のようだ
もちろん、知人や先輩経営者の中には
随分前からM&Aで事業を拡大した者もいる
そういった人たちは企業選別の経験もあり
当時は純粋に事業を発展させるための大事な役割を
仲介会社が担っていたと思う
実は業界も仲介会社と提携をしており
全ての仲介会社が悪いとは言わないが…
会社をたたむのでお客様を面倒見てほしい
と自社にお客様を託した会社がある
弊社の事業、そして自身の経営を評価してのお願いだった
引き受けてほしいと言われる経営をすることが
これからの経営者としての在り様だと思う
その話を受けて初めて信頼できる仲介会社
もしくは金融機関に仲介をお願いする
それが本来の姿のはずだ
そんな経営をこれからも目指したい
ちなみに携帯にかかってくる会社はもちろんブロック済みだ
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