今日は自費出版文化賞の日 想いを形にすることが教えてくれる“本を出す喜び”

自費出版

自費出版というジャンルをご存知だろうか?

著者自身が書籍の制作費用を全額負担して出版することをいう

 

これに対して商業出版とは

出版社が編集、デザイン、印刷、販売にかかる費用を負担

つまり利益を目標として出版する形式をいう

 

当然販売促進活動や宣伝も出版社が請け負ってくれる

 

著者にとっては費用がかからない一方で

主導権は出版会社にある為、出版会社の意向に沿うことがマストだ

 

実は内容のこだわりは自費出版にあるのだ

 

毎年おおよそ数万点の書籍が発行され市場に流通する

 

一方で大きな流通ルートに乗らない自費出版物も同じだけ発行されている

 

自費出版というと商業出版と比較して格下に見られがちだが

日付と日にちの整合や著者の名前 漢字の誤字脱字など間違えがないか

といった校閲が入る

つまり商業出版と遜色ないのだ

 

さて今日は自費出版文化賞の授賞式だ

地域文化部門や小説部門、エッセー部門など下記の部門を募集

毎年多くの作品の応募の中から優秀な作品が選ばれる

 

毎回ではあるがこの自費出版文化賞は受賞者の感想を聞くことができる

 

研究や歴史探訪を書いた人はこの間の苦労話や出会った人たちの思い出

著者が途中で亡くなってしまった後を引き継いだ方

本の装丁に対するこだわりや絵本制作にまつわるエピソード

何気なく手に取る一冊ずつの本には多くの想いがこもっていることに驚く

 

今年で28回目を迎えるが

今年は大賞の該当作品がなかったそうだ 😯

 

大賞が出るのが当たり前ではない賞へのこだわりの重さが

この自費出版文化賞の良いところだ

 

ところで昨日までのメッセナゴヤ2025ではZINEの発信をした

自費出版程ハードルは高くなく手軽に制作できるZINE

 

かつて気軽に本を出せると電子書籍がブームになった時がある

しかし今はそれほどの熱量はない

 

紙媒体の方がしっくりとくるよねぇ
クオリティは遠く及ばないが自分の思いを伝えたい
こんな簡単に具現化できるんだ

そんな感想をいただいた。

 

思いを形にしたい

それは変わらないようだ

 

さて時間をかけて思いを形にした書籍の数々との出会い

楽しみな一日だ

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