海外移動教室報告その③ スペインで実感した「情報保証」が日常に溶け込む街づくり

MUD(メディア・ユニバーサル・デザイン)

NO.5798

今回のスペイン視察でぜひ体験したかったものがある

 

それが冒頭のカラフルなQRコードだ

市内のバス停には、こうしたカラフルなQRコードが設置されている

ナビレンス(NaviLens)という視覚障がい者をはじめ

多くの人の移動を支援する情報コードだ

 

専用アプリを起動すると、現在地やバスの運行情報、時刻などを音声で案内してくれる

しかもコードを正確にかざさなくても離れた場所から認識

加えて、利用者のスマートフォンの言語設定に合わせて

日本語でも情報を提供してくれるのだ

 

実際に何か所かで使ってみたが矢印で報告を指し

すぐに音声でも「距離○○m」と知らせてくれる

このナビレンスは、実はスペインで開発された技術だ

 

昨年開催された大阪・関西万博でも

会場内の案内表示として数多く採用されていたそうだ

 

一方でバレンシア市内では、もう一つこんな光景に出会える

 

自転車専用レーンが途切れることなく整備され

歩行者、自転車、自動車が安全に共存できる環境がつくられている

 

その様子は世界中から視察に訪れるほどだ

まさにユニバーサルデザインの考え方が街全体に浸透していると感じた

 

そもそもユニバーサルデザインは

年齢、性別、国籍、障害の有無にかかわらず

すべての人が最初から利用しやすいように設計された製品や環境の考え方

 

特に先のナビレンスは誰でも

必要な情報が、必要な人に、必要なタイミングで確実に届く

情報保障のユニバーサルデザインそのものだ

 

何よりもありがちな特別な設備を設置することだけが目的ではない

その仕組みが日常生活に自然に溶け込んでいる

 

当たり前だが海外で感じるのは何気ない情報が意外に手に入らないというストレス

 

そこに身を置いてあらためて情報保証の重要性を改めて考えさせられた

 

現在下記のMUDフェアの開催に向けて準備が大詰め

MUD FAIR 2026 | メディア・ユニバーサルデザイン フェア
誰もが見やすく、分かりやすく、伝わりやすいデザインの最前線を体験できるイベント。7月24日(金)・25日(土)開催。

 

今回のスペインで体感した事例も参考にしながら

メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)の可能性

社会的な価値を幅広く紹介できる場となるよう

しっかり準備を進めていきたい

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