NO.5864
伝統工芸に対するイメージは
➡ 職人の手仕事による丁寧な作り、代々受け継がれてきた匠の技
➡ 機械生産にはない温かみや優しさ
一方で
➡ 価格が高くデザインが古いという印象
➡ 加えて男性の職人のイメージも高い
こうした受け継ぐのが難しい伝統工芸を女性たちが立ち上がり
9年前にグループを作った集団がある

先週の11日から中部電力MIRAI TOWER(名古屋テレビ塔)の3Fで開催中だ
根付、絞り染め、一刀彫、七宝、筆、型紙、組みひも、和紙、漆
彼女たちが受け継ぐ伝統工芸を見ることができる
お邪魔した際には伊勢型紙の方とお話ができた

数枚の美濃和紙を柿渋(かきしぶ)で縦横交互に貼り合わせた型地紙(渋紙)に
熟練の職人が彫刻刀を使い、繊細な文様を丹念に彫り抜き
着物や浴衣の生地に柄や文様を染めるために用いられるもの
一か月かけて一つの型紙ができる気の遠くなるような細かな作業だ
彫る技術もさることながら、染め上げる技術も熟練の技がいる
染め上がった商品の高価な価格を理由も理解できる
こうした手間暇かかり古いと言われがちな伝統工芸
これを明るく新しい視点で見せようと言う彼女たちの試みだ
実は2023年11月に行われた職手継祭(してつさい)のバックヤードを務めたが
その時に凛九さんとは、ご縁をいただいている
そんな理由もあり今回も会場にお邪魔させていただいた
会場の設えも明るく見ていて楽しい
モダンと言う言葉があるが現在のライフスタイルに合わせた
カラフルな商品開発が並んでいた
デジタル化と機械化で複雑なものが気軽にできるが
手間暇かかったものは質感が全く違う
デジタルがもてはやされるがこうしたアナログも大事だ
印刷技術もデジタル化の波で大事なものが消えつつある
その一つが文字組版だ
文字を並べるだけならアプリでだれでもできる
しかし日本語という独自の文化を読みやすく組んでいくのは
我々しかできない
彼女たちのひた向きさを見ながら我々はより伝えるべきものがある
メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)
これは色覚異常だけでなく書体も対象だ
UD書体は学習障害のひとつであるディスレクシア(読み書き困難)
のある子どもや大人にとっても
文字の形を認識しやすくするための有効な支援ツールのひとつと言われている
こうしたことを伝えていくことも文字文化を継承する大事な活動だ
さて冒頭のイベントは27日(日)まで
女性の感性でミライを見据えた伝統工芸の世界にぜひ足を運んでみては






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