同世代が他界する年齢になった
人生というゴールの長さが違うからこそ
与えられた人生をしっかりと生きることだ
自燃社員づくりに邁進する印刷会社の後継社長の今日のメッセージ
前後裁断という言葉がある
過去を振り返ってクヨクヨせず
まだ見ぬ未来に対して不安にならないよう今を一生懸命に生きる
そんな意味である。
先日、異業種交流でご一緒した友人が先週亡くなった
膵臓癌である。
自覚症状がなく見つかった際にはかなり進行している厄介な病
彼も見つかってから治療を続け一時期は回復したかに見えた。
2年持たないと言われ、それを克服してやる
と言っていたそうだ。
2年をクリアして桜の季節の春を乗り越えたものの
その目的を果たしたかのように亡くなってしまった
皮肉にも先週の地元新聞に
膵臓癌は超音波治療開始という見出し
地元の愛知医科大学で治療が始まったそうだ
もう少し早ければ彼の進行も抑えれたかもしれない
事業継承も終わり会長職となった彼、同じ年齢だけに残念である
人は他界する時に〇〇しておけばよかった
と大半の人が思うそうだ
彼とは毎年秋に開催されるメッセナゴヤで
仲間たちと出展しているブースでお会いしている
今思うと晩年はとても穏やかな表情の印象だった
おそらくやり切った感があったのだろう
人の評価は他界した時にどれだけの人の心に残るかだという
彼の周りにはいつも人がいて、後輩からも慕われていた
ところで先日、家人の誕生日に社員がお祝いをしてくれた際
と社員に語ったそうだ
我々夫婦も人生の第四コーナーに入った
どう死ぬかを考えることで今を一生懸命に生きることにつながってくる
冒頭の前後裁断はまさにこのことを言い表しているような気がする
以前に比べて階段の上り下りも辛くいろんなところが痛い
しかし命に関わることではなくまだ元気だ
お役に立ちできることをしなさい
という神様からの使命のような気がする
●大切な社員や協力会社の人たちにとって安心できる経営は当然
●BCPやユニバーサルデザイン、学生さんたちへのキャリア教育
などのお陰様で講師の依頼も多い
持続可能とは必要とされること
他界した彼のためにも前後裁断で行こうと改めて誓った
あの世から見ていてね…合掌
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