このぐらいは良いだろうという安易な判断であっという間に信頼を失う

BCP

ただいま夏の甲子園大会の真っ最中

 

今年から猛暑対策として朝と夕方という変則開催になった

 

高校野球をナイターで見るのは今までもあるがやはり新鮮だ

 

地元愛知の豊橋中央高校は惜しくも初戦敗退。

 

エースの頑張りが光ったが、出会い頭の一発に泣いた。でも気持ちの良い試合だった。

 

さて今年は残念なことがあった

広島の広陵高校が初戦に勝利しながら二回戦を辞退した件だ

 

上級生の下級生に対するいじめの問題がここにきて大ごととなり

辞退を余儀なくされたのが理由だ

 

実は甲子園や予選の辞退というのは今から20年ほど前まで遡る

 

その前までは

➡ 部員の喫煙だけでなく部員の引退後の不祥事

 

➡ 野球部とは関係ないものの学校の生徒が起こした不祥事

こうしたことでさえ辞退の対象となっていた

 

連帯責任とはいえあまりにも行き過ぎということもあり

辞退の見直しがあり今に至っている

 

にも関わらず今回は残念な結果となった

 

当事者同士のことなので安易なことはコメントできないが

少なくとも被害者側にとっては納得のできる対応ではなかった

 

それを知った関係者外でも大騒ぎとなった

ということが容易に想像できる

 

確かに学校まで転校することになった本人にとって

➡ 何事もなかったように甲子園に出ていることが許せないという感情

 

➡ 学校側にとっては、該当の生徒が転校し

その場で折り合いをつけたとした判断

 

こうした点の行き違いに対するリスク管理が甘かったと言われても仕方がない

 

会社ではリスクマネジメントの対応は以前よりも神経を使う

 

発生後はもちろんだが発生をしないようにしていくことへの対応だ

 

今回はSNS上で大きな問題となったことが以前とは違う

 

気軽に発信できることで我々のような中小企業でも大きな発信ツールとなる

 

一方でちょっとしたことで炎上してしまう怖さもある

 

もちろん白黒はっきりと線引きできるものではないが

このぐらいは良いだろうという安易な判断は許されない

 

一方でここまで大事になったこともあり、SNSでの発信のリスクも報道の対象に。

 

安易なリポストなどが大事になるという特集まで組まれることになった。

 

昨今の行き過ぎにも感じる反応を見れば一石を投じるきっかけにもなったことは間違いない。

 

とはいえ、信頼は時間をかけて積み上げるものだが

逆にその信頼はあっという間に失ったしまう

 

今回の件もBCP(事業継続計画)のひとつだ

 

その為にも普段から会社の姿勢をしっかりと発信すること

そして社内外のコミュニケーションづくりに心がけることだ

 

なんとも後味の悪い今回の辞退

 

部員に対して改めて校長先生から事情を説明が

目に涙をためていた生徒はいたと思うが

声を上げたり、体を震わせたりというのはなかった

彼らが気持ちを制御して臨んでくれたと思う

と校長先生がコメント

 

彼らの心のケアを今後はしっかりと努めたい

コメント

  1. 大信田昌宏 (自分磨き大好き野郎) より:

    いじめ、パワハラ、
    見えないようで発覚すると組織を窮地に追い込みますなッ❗

    問題がない組織はありませんが、
    信頼を失ってからでは再起は難しいので
    被害者が納得する早めの対処が必要ですネ。

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