今日8月15日は太平洋戦争の終戦の日
広島と長崎に原爆が投下されてソビエトが戦争に参加
八方塞がりとなり敗戦を受け入れた日だ
半藤一利さんによる
日本で一番長い日 運命の八月十五日
は政治家と軍人が終戦するか否かを延々と口論した史実が基だという
映画にもなり本木雅弘さんが昭和天皇を演じている
さて、この8月15日は毎年多くの特集が組まれている
特に戦後80年を迎えた今年は戦争の体験者も高齢化となり
風化させないという特集も多い
そんな中で興味深い特集がNHKスペシャルで明日明後日放映される

シミュレーション〜昭和16年夏の敗〜というドラマだ
池松壮亮さんが演じる総力戦研究所を舞台にし
猪瀬直樹さんの「昭和16年の敗戦」が原案だという
対米戦をあらゆる角度からシミュレートして
軍事、外交、経済などのデータや情勢を分析
結果日本必敗という厳しい結論を当時のエリートたちが出したドラマ
緒戦の大勝から末期のソ連参戦まで
原爆投下以外は全て予見した結果を内閣に提出
ただ机上の空論としてお蔵入りし結果はその報告書通りになった
日本の犠牲者は軍人、軍属を含めて310万人という
なんとも今振り返るとやりきれない
さてドラマを見てみないと分からないが
なんとなくこのくだりが推察できるのは
どんな報告書が出ようとも、決めたことを突き進むというイケイケの感情だ
正常生バイアスという言葉がある
異常事態が発生してもそれが正常だと認識してしまう傾向のことだ
自分たちは大丈夫
戦争のような極度のストレスではこれが働くそうだ
実は我々の経営でもスケールは違うものの似たことがある
➡ ここまで周到な準備をしたからうまくいく
➡ 自社の商材やサービスなら受け入れられる
なんの根拠もないにも関わらず
こうした感情になることが多いのではないか
これを回避するのは最新の情報を収集することだという
そのアイデアとは新たな情報に触れる事でしか生まれない
小さな会社ではあるが、経営者として四半世紀以上身を置いてきた
お陰様でたまたまここまではやってこれた
ただ過去の延長上にこれからはない
過去の失敗は今ならOKかもしれない
経験があるからこれからは見守ることが大事だと改めて思っている
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