久しぶりに小学校の教壇に立った先日の授業風景がこれ
企業で取り組むSDGs活動の出前授業である
総合的な学習の時間というカリキュラムがあり
SDGsを身近に感じるための企業事例に触れるのが目的だ
県の取り組みに社会貢献の一つとして申し込んだところ依頼があった
今から41年前の仕事場は小学校6年の担任
児童数は40名を超え自身の年齢は26才
中学校2年生のキャリア教育は毎年のようにやっているが
久しぶりの小学校でのしかも二時間にもわたる授業は
かなりのプレッシャーだった
考えたのは動きと言葉のやり取り
マルワに訪れた際に渡す小学生の教材を使い
ところどころに動画を差し込む
実際の印刷機の動きと重厚な音
大変な速さで送られる紙を折る加工機
大きな包丁が下りて紙を仕上げる様子
少しでも臨場感に触れてもらうために流す
一方で環境配慮の素材のために
バナナペーパーやサーキュラーコットンペーパーの見本を用意する
片方ツルツルで片方はザラザラ
とバナナペーパーを手に取り
フワッとした肌触り
とサーキュラーコットンペーパー
子供たちの率直な感性や意見が新鮮だ
そしてイベントで用意し行うのがこれ
障がい者施設の育てたバナナを元に美濃和紙で作った
自社もかかわったバナナペーパー吉報紙
これを使ってSDGsに関連するイラストを描いてもらった
先のバナナペーパーよりもバナナの茎の配合率が高く肌感が違う
印刷って聞いて何を思い浮かぶ??
漫画、ノート、カレンダー…
たくさんの意見を述べてもらう
これだけのシンプルな感想を受けてのやり取りは
あっという間に初対面のハードルを下げてしまう
思ったこと、感じたことを素直に伝える
こんな単純なことが心地よい
➡ 大人になると忖度したり、意見を言うことに躊躇する
思ったことを口にするのを二の足を踏む
そうしたことがコミュニケーションに壁を作る
大事なことを子供たちに気づかせもらった
社長さんが授業してくれた
なんて声まで聞こえて…
疲れると思い栄養ドリンクを事前に飲んで臨んだが
逆に元気をもらった
子供たちにただただ感謝
若い気を浴びるのは若返りの秘訣は本当だった
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