カレンダーも消え印刷業も消えていく地方で進む静かな産業消失
先日ある大学の先生の投稿記事を目にした
➡ 大手航空会社から会員向けに配布していたカレンダーを中止
➡ 年末に見かけるカレンダーを
たくさん持っている営業マンを見ることがなくなった
➡ 年賀状の印刷は家庭用プリンターやメールに
➡ 手形や小切手もデジタル化となり商店街の金券も〇〇ペイに
97.3%を占める100人以下の小規模事業者が多い印刷業界のことを伝えていた記事だ
この最後にはこんな内容がある
「印刷屋」から「情報発信のパートナー」へと業態転換を図る企業も出てきた
しかし、こうした取り組みができるのは一部に限られるのが現実だ
地域から「印刷の担い手」がいなくなる流れは、今後も続く可能性が高い
これについて異論はない
この状況はコロナ前から始まっていた
一方で印刷に特化して狭く深く掘り下げている会社もある
要はどんな業界もそうだが、全ての業界がそういうわけではない
先日世代交代で会長職になった
実務をしていたわけではないので社内的には何も変わらない
ただ自身の経営感ではまだまだ印刷需要があるという希望的観測に支配される
世代交代に踏み切ったのは
より先を見ることになる
と思ったからだ
自身が継承した時にまず試みたのがISO14001の取得だった
環境ISOなんて当時同業他社だけでなく、県内でも29社目の取得だった
環境ISO?余裕がありすねぇ
なんて言われたぐらいだ
取得後にニュースペーパーや環境関係の発信を繰り返した
3年後には日本規格協会で事例発表をする機会をもらい
それをきっかけに認知されたのがCSRでありSDGsである
仮に先代がそのまま経営の舵取りをしていたら
そうした方向への舵取りはしなかったかもしれない
ちなみに当時ISOの取得宣言したら優秀な社員が辞めてしまった
自身が大変な思いをする
というのが理由だ
頭が痛かったが、振り返ればこれで良かったと思う
いつの時代も永遠のビジネスモデルなんてない
さて次世代はどんな舵取りをするか?
現場は必要であり印刷という軸は外さないと新社長
だからといってそれだけではじり貧なだと理解をしている
AIが進化しても永遠のビジネスはない
最後は過去にこだわらずアクション
マルワもそんな集団の集まりでありたい


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