紙媒体が減少しているからこそ、情報保障の担い手としての読みやすさはこだわっていきたい

MUD(メディア・ユニバーサル・デザイン)

No.5862

先日委員として参加してふじのくにユニバーサルデザイン推進委員会

その中でお題となった一つにアンケートのことがあった

 

詳細はここでは書かないが

必要とする情報収集に対してどのような設問が良いか

といった内容だ

 

それに対して委員からは

➡ 〇〇を知っているかといった設問ではなく使ったことがある

➡ 少し値段が高くても〇〇だから購入したことがある

といった行動に直接結びつく具体的な表現の方が

より答えやすいという意見が出た

 

こうした意見には自身も同じことを感じていた

 

立場上色々なアンケートが行政を中心に会社に送られてくる

できるだけきちんとお応えしたいとは思うのだが

その気持ちを萎えさせてしまうものが結構ある

 

先の意見にあった設問に使われている言葉が難解なのもその一つだ

 

例えばインクルーシブという単語が使われていて答えられるだろうか?

この言葉は「包括的な」という意味で

教育の場であれば障害の有無に関わらず同じ場で学ぶことを指す

 

設問者は普通に使っている言葉でも聞かれる方は耳慣れない言葉

そんな内容の設問が意外に多い

 

またやたら多い設問も勘弁だ

最近ネット上のアンケートには「〇分ぐらい」と

所要時間を指すものもあるがあれは助かる

 

発信者側は自分目線で内容を考えてしまいがちだが

一方でアンケートは相手の時間を奪うことにもなる

 

受け取る側の事を考え伝えることに通じると思っている

 

さてそれをクリアした上で大事なのが体裁

 

デジタル化で随分と少なくなったが

仕事柄シンクタンク系のアンケート用紙の依頼が多かった

 

その際心がけていたことがある

読み手にとって答えやすいレイアウトや

文字間や行間といった回答にストレスを感じさせない工夫だ

 

冒頭に示したものはメディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)の講義で使うシートの一部だ

 

目的に合った体裁

これを大事にすることも我々情報発信の役割だ

 

気軽に個人で編集できる時代となった

それでも素人と我々の編集では品質は一目瞭然だ

 

弊社は先代のころより文字組版を大事にしてきた

 

紙媒体が減少しているからこそ

情報保障の担い手としてこだわる読みやすさへの追及

 

メディア・ユニバーサル・デザインそのものだ

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