中途半端な英語より“伝わる日本語”へ MUD活用で進めるSDGsのアクション

MUD(メディア・ユニバーサル・デザイン)

さらに上を目指して精進します

先日大関に昇進した安青錦関の昇進伝達式での口上だ

 

師匠から「自分で考えろ」と言われて

「頑張りますとしか言えない」と語っていた安青錦関

 

ご存知の方も多いが、安青錦関の流暢な日本語は来日から3年とは思えない

 

四文字熟語がこの所の定番だったが

自分の理解できない言葉を使ってもピンとこない

と冒頭の言葉にしたそうだ

 

相撲ファンからは賛辞の声が相次いだという

 

自分で理解できないことを話してもピンと来ない

案外この簡単なことを蔑ろにしていないか?

 

ふとそんなことを感じた

 

自身は多くの場所で講義の機会をいただいている

 

手前味噌ではあるが、お陰様で評判は良い

伝わることを心がけているからだ

 

どんなに良い内容だとしても伝わらなければ意味がないからだ

 

昨今特に気になるのは中途半端な英語

 

我々の印刷業界でもこうした風潮が気になる

 

関係者もこのブログを目にするので具体的には書かないが

言語明瞭意味不明瞭というやつだ

 

少し前、業界のDX普及についての講義をして回った経験がある

 

用意されたパワーポイントの資料を

全て日本語に置き換えて噛み砕いた

 

➡ どうして必要なのかがわかった

➡ ぼんやりとしていた疑問が解決できた

➡ アクションしてみようと後押しになった

といった感想をいただいた

 

別に特別なことを言っているわけではなく

わかりやすい単語に置き換えただけ

 

それだけ伝えるというのは相手の立場になることが大事だということだ

 

さてこのところお隣の国からのインバウンドが減少傾向だ

 

それでも以前と比較して観光地では

ピクトや案内板での多言語が当たり前となった

 

また障害者差別解消法という法律で

不自由に感じることは改善することが義務付けられている

 

情報保障がマストの時代

 

このブログでたびたび紹介している

メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)

 

色の区別に不自由を感じる色覚異常
高齢者にも読みやすい文字のデザイン
観光客だけでなく働きたとしても増えている外国人への情報発信

こうした人たちに伝わる工夫がこれからはマストである

 

市内の地下鉄駅構内もこのところ案内表示が新しくなっている

 

パートナーシップや公平、そして働きがいをキーワードとする

SDGsのアクションにも不可欠な考え方

 

2030年のゴールにいよいよ後半戦

MUD配慮でSDGsのアクションをしてはどうだろうか

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