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6月↓↓↓
冒頭の写真は定期的に通っている病院内のサインである
自身が今から8年前に手術を受けた際にここで手術
その少し前に新しく建て替えられた施設だ
大きな病院のため多くの案内板がポイントごとに掲示されている
同じ写真を並べているが
一つは同じような色合いに見えるのがお分かりだろうか?
これは色弱者が目にする世界をシミュレーションしたものだ
あくまでシミュレーションなので該当者ごとに若干違ってくる
ほとんどの色覚異常は先天的なもので
X染色体上にある遺伝子の異常が要因だ
日本では男性は20人に一人、女性は500人に一人が色弱者だという
男性はX染色体が1本に対して女性は2本
片方のX染色体に異常があっても
もう一方の染色体が正常であれば色覚異常は発症しない
公共の場での案内板も文字情報だけではなく
色の違いを出すことで視認性が上がる工夫がされている
ところがこの色が同じように見えてしまったら
そこで大事なのはピクトなどのサイン
ピクトグラムは文字の代わりに図や記号を使って情報を伝えるもの
シンプルで直感的に伝わる工夫がされている
1964年の東京オリンピックの時に本格導入されて広く普及した
いうまでもなくユニバーサルデザインとは親和性が高い
実は昨今のインバウンドで海外からの観光客が急激に増えている
情報不足で観光地では多くのトラブルもあるという
ピクトグラムはこうした課題に友好的だ
このように情報保障はもはや色覚特性や高齢者だけのものではなくなってきている
それらを包括的に考え
誰にでも伝わりやすいデザインを目指す考え方が
メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)だ
マルワではこの活動を15年以上にわたって行っている

その活動の考え方を書いたブログは下記から↓↓↓

来週は沖縄でこのMUDのセミナーの講師を務める
大事にしているのは理論的なことではなく
身近な場所での課題に対して必要とされるMUDの工夫だ
どんなに大事なことも必要と思ってもらわなければ使ってもらえない
伝わらないのはないのと同じ
印刷会社アルアルに抗うように資料作成の真っ最中だ
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