今回の自費出版文化賞は800点を超える応募と過去最高の数だったそうだ
その中から入選や特別賞が選ばれた作品は秀逸なものばかりだ
本づくりは本の装丁にもお金をかけることが多いから
自分の費用で出版するにはハードルが高い
実はそうではない。むしろ安価な製本もある
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例えばこの本
脳性麻痺の甥っ子の代わりに彼の思いを代わりに表現してやろう
おじさんが自分でデータを作成して印刷会社に依頼したものは
それこそ想いを形にしたものが評価された
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教員時代に教材研究として長く研究を続けてきた集大成
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他界したご主人が脱サラして山小屋経営をしたものの食えなくて始めた小説
すでに他界したご主人の代わりに今回表彰式に
さぞかし主人は詳しがっているだろう
と笑いを誘っての奥様のスピーチ
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100年前のドイツの木造建築の本なんて売れるわけがないけど
自費で出版したらこれが奇跡的に売れた
二匹目のドジョウを狙って70年前のアメリカの建築の本を作ってみた
これが全く売れない 🙁
けれど
お酒を飲みながら本を眺めるのも日本の出版文化らしい
と、日本で一番売れない建築家と前置きした受賞者
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壁のペンキなどを食べられる素材で再現したものを写真集に
こんな企画は間違っても出版社は取り上げてくれない
自費出版だから思い切って表現できる面白さがある
と自費出版に携わる者にとってうれしい感想を述べてくれた著者
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パラオから引き上げ船の経験を父親の日記を元に作り上げた小説
著者は自分だが共同の著者は父親である だからこれは共同自費出版
と熱く語っていた89歳の息子さん
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元国税庁職員の書いた本は税務調査の裏側を赤裸々に書いている
帰りの新幹線で読み込んでしまった
こんな本は商業出版としては出せないだろう
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保健婦をしていて感じた病気予防に関することを伝えたい
活字では読んでくれず情報の壁になってしまう
マンガやアートだと見てくれるはず
受賞した人の感想を聞きながら改めて出版文化の面白さを実感した
受賞者の心温まる言葉に会場には笑顔が溢れていた
何よりも受賞者の方は本を書かれているだけあってお話も実にうまい
聞く人が飽きさせないメッセージは流石だ
さて続きはまだある…それだけ今回は印象的だった
ということで第二部は明日 😉










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