NO.5657
経営者にとって事業継承は事業存続としての大きな節目
➡ 誰にバトンタッチするのか
➡ 自分の息子をはじめとする親族に託すのか
それとも社員に託していくのか
➡ M&Aをしていくのか
後継者の不在率は6割を超え
70歳以上の高齢経営者で後継者不在は30〜40%にも上るそうだ
自身が転職したのが平成元年の日本は元気だった
当時が今の状況であれば
おそらく自分もそのまま教壇に立っていたはずだ
さて幸い社長として譲ることができても
後継者が経営の舵取りができるかわからない
異業種交流の先輩経営者の中には
せっかく後継者に託すことができても
結局M&Aで会社を売却した方が何人かいる
実は先日、友人の会社さんが同じことになってしまった
後継社長の息子さんは経営計画書もしっかりと作り
発表会で社員に伝えたものの
社員の質問に対して明確に答えられなかったことがことの引き金だという
分厚い立派な計画書はコンサルタントと共に作り上げたもの
会長にも社員にも一度も見せることなく当日発表された計画
自身が描くみらいを見据えた内容だったが
どうやら絵に描いた餅と思われたようだ
結果、後継社長と同世代が相次ぎ会社を去ることに
会長が再度登板しなんとか社長を盛り立てようとしたものの
結局息子さんは自ら退職を願い出たというのだ
社長は常に先を見ている
特に後継者は先を見据えるほど焦り強引なかじ取りをしがちだ
後を引き継ぐ気持ちとしては大事なだけに残念な結果となった
何が原因なのか、当事者ではないので分からないが
話を聞いて感じたのはコミュニケーション不足
つまり言葉のキャッチボールだ
➡ ○○を考えていますが知恵を貸してくれないか
➡ ○○だけは譲れないんですが、それでも相談に乗ってください
➡ 自身の描く未来は○○だから今は負担がかかるんですが
聞いてないよ…以前お笑いのトリオが口にした言葉
この言葉はまさにコミュニケーションで忘れてはいけない言葉だ
社員にコミュニケーションを求めると同時に
それ以上に言葉のキャッチボールに気を配るのが経営サイドの心得
改めて肝に銘じた出来事だ

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