NO.5707
熊本地震から10年が経過した
この地震は震度7の地震が二度発生し二回目が本震と言われている
いまだに熊本城の修復が続いている
知人の会社さんの熊本工場も大きな被害に遭われた
門倉社長は工場の立て直しだけでなく家族の不幸と多くの苦労をされたが
今も立派に事業を発展されている
震災直後の熊本城の櫓を支える石垣
熊本日日新聞社より↓↓↓
飯田丸五階櫓(ごかいやぐら)というそうだが
倒壊から救い支えた奇跡の一本石垣は鮮明な記憶だ
今から3年前に仕事で熊本をお邪魔しその際に熊本城を訪れている
冒頭の写真は数寄屋丸五階櫓跡
20年近く前に訪れた時と違い、
工事車両や鉄骨で囲まれて様変わりしていた
ちなみに完全修復は今から四半世紀後の2052年だという
自身の年齢では完全修復の姿を見ることはまずないだろう
一つずつ石に番号を記載して積み上げていく様子をテレビで見た
手作業である全体の10%にも満たないという
この仕事に従事できる人は限られているそうで
後進の指導も急務だという
今の時代ならコンクリートで修復すればあっという間だが
重要文化財の修復は一つ一つの積み上げがあってこそ価値があるということだ
それだけの時をかけて気の遠くなる作業を地道にやる
なんともアナログだがどうやって支えているかの考察にもなり
検証を兼ねたこの作業には大きな価値があるという
DX(デジタルトランスフォーメーション)は効率という時間軸では大きな貢献だ
一方でその途中経過を知ることはない
いざ使えなくなるとブラックボックスなだけに全く役に立たない
ある会社さんではランサムウエアでシステムが止まった際に
活躍したのが年長社員だったそうだ
アナログ伝票で業務を進めて乗り切ったといい
若手社員は全く手も足も出なかったそうだ
実はBCP(事業継続計画)の講義を毎年行っているが
緊急連絡網だけは紙媒体で残しなさいと伝えている
また社内ではこれとは別にBCPハンドブックを制作中
もちろん紙媒体だ
紙媒体を廃止する動きが加速しているが
便利な道具もアナログの存在を軽視したら全く役に立たない
そうしたことを伝えていくことも我々業界関係者の務めだ
紙媒体が減少すると嘆くのではなく自ら必要性を発信する
請負体質の強い業界だからこそ務めてアクションすることに価値がある



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